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大火砕流 被災カメラ 取材拠点近くで発見 昨年7月 車内から 所有者見つからず 島原で公開
2010.3.29(月) 西日本新聞

43人が犠牲となった1991年6月3日の雲仙・普賢岳大火砕流の被災地で昨年見つかったカメラが、長崎県島原市平成町の雲仙岳災害記念館で公開されている。被災カメラは2005年にも発見され、所有者も特定できたが、今回はまだ所有者が判明していない。

 カメラが見つかったのは、報道陣が取材拠点としていた同市北上木場地区の「定点」近く。昨年7月、砂防工事中の国土交通省雲仙復興事務所の工事関係者が、被災した毎日新聞社の車内に積もった土砂の中から無線機とみられる残(ざん)骸(がい)などとともに回収した。

 同事務所は、当時近くの安中公民館に勤めていた市職員の杉本伸一さん(60)を通じ、被災した新聞3社にカメラの機種や機材番号を照会。しかし、毎日新聞社にも該当するカメラがなく、所有者が分かるまで同記念館で展示することにした。

 カメラはニコンの一眼レフ「FM2」で機材番号は「7222463」。腐食が進んでおり、中にフィルムが入っているかは確認できていない。大火砕流では報道関係者16人が犠牲になっており、カメラは誰かの私物とみられる。杉本さんは「6・3から今年で丸19年。所有者が分かれば、家族の元にカメラを届けたい」と話している。

 05年に発見されたビデオカメラからは、火砕流直前の様子が分かる約6分間のテープが残っていた。

=2010/03/29付 西日本新聞夕刊=




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