島原市の雲仙岳災害記念館無料ゾーンで26日から始まった、被災カメラの公開が気になっている。ニコンの一眼レフ、FM2で製造番号7222463。
91年6月3日、雲仙・普賢岳からの大火砕流は43人をのみ込んだ。その中に石津勉写真部員(当時33歳)ら毎日新聞社の3人もいた。石津さんのカメラは見つかっていない。
被災カメラは昨年7月、国土交通省の砂防工事中、災害当時に報道陣が多くいた「定点」付近で発見された。同8月に毎日新聞社に照会があったが、石津さんのカメラかどうか確認できなかった。他の報道機関にも該当はなかった。
外側は焼けて腐食したカメラだが、フィルムが無事ならば持ち主が最期に見たものを再現できる。ふたを開けるには遺族の許可が必要だ。公開が持ち主の特定につながれば、と願う。【古賀亮至】
〔長崎版〕