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漁師がつくるこだわりのかまぼこ店「太喜丸かんぼこ」が18日、雲仙市小浜町の温泉街にオープンした。
同市南串山町のマル井水産(井上幸宣社長)が開業。同社は橘湾でハマチ養殖を営むほか、長男の太喜さん(26)が船長の流し網漁船、第1太喜丸(133トン)は、東シナ海でカジキマグロ、宮城県の三陸沖でサンマなどを取っている。
井上社長は「魚は栄養価が高く、健康食なのに価格が低迷し、全国の漁師は泣いている。仲間から魚を高く買い、加工品をつくって魚の消費拡大を図り、もっと海産物を食べてもらいたい。新規雇用も生まれ、地域の振興にも寄与できる」とかまぼこ店を思い立ったという。
長崎市の「杉永蒲鉾」の杉永金生会長を師に、今年1月から3カ月間みっちり、かまぼこづくりの修業に取り組んだ。地元南串山町の漁港そばの漁網倉庫をかまぼこ加工場に改築し製造を開始。隣町の小浜町の橘湾東部漁協本所横に直売店を構えた。加工場と店を合わせ従業員計15人を新規採用した。経験不足でかまぼこの大きさや形がそろわないことから、自社製品を「手づくりのふぞろいかまぼこ」とPRしている。
橘湾で取れるカタクチイワシが丸ごと入った「いりこかんぼこ」をはじめ、コノシロやアジなどの地魚、地元産のジャガイモやゴボウ入りなど豊富な種類の揚げ・蒸しかまぼこを製造販売。漁師仲間がつくる煮干しいりこ、「エタリの塩辛」、郷土料理のまぜご飯に使う「自転車飯の素」なども店頭に並ぶ。
営業は午前8時から午後8時まで。大漁旗を掲げ、夜はサンマ集魚灯でライトアップしている。「太喜丸かんぼこ」(電0957・75・0881)。
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