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島原市の日本料理店に入ると、カウンターが盛り上がっていた。男女8人のグループ。店を出る客をバンザイ三唱で送り出す。電子機器で歌を流す。厨房や板場に勝手に出入りし、帳場の女将(おかみ)に後ろから抱きつく男もいた。板場で記念撮影し、夜の町へ繰り出した。
大将か女将の親せきの大学の先生か何かが学生と飲んで羽目を外した、と大目に見たら大違い。先月の南島原市長・市議選で当選した陣営の運動員だった。カウンターの反対側に座った当方に選挙の話を振ったのは、そういうことか。
選挙は罪作り。熱心に運動して勝てば、候補でなくても全能感にとらわれる人がいる。先の選挙で「市民の目線」を大事にすると公約した候補がいたが、「市民の視線」もあることをお忘れなく。たとえ隣の市に来ても。【古賀亮至】
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