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島原の農業法人など 再生マルチシート開発 野菜栽培の経費削減期待
2010.5.21(金) 西日本新聞

野菜栽培で畑を覆うビニール製マルチシートのリサイクルに、農業生産法人「マツオファーム」(島原市)とプラスチック再生業「エコニス」(滋賀県)が成功し20日、諫早市の諫早湾干拓地で関係者に披露した。使用済みマルチシートを再生させる手法で、全国でも珍しいという。

 マルチシートは保温や雑草防止などを目的に畑に敷かれ、苗の植え付けから約3カ月後に撤去するが、使用後は焼却や埋め立て処分されることがほとんどだという。

 エコニスは使用済みシートを細断して水で洗浄し加熱して粒状に加工、これを原料に再生マルチシートを生産する方法を開発した。川崎忠司社長(32)は「最も難しかったのは、シートの泥をいかに落とすかだった」と語る。不純物ゼロにする洗浄技術を確立し、秋には商品化し全国展開を目指す。マツオファームも農業者としてのアイデアやノウハウを提供した。

 マツオファームは干拓地の約30ヘクタールでダイコンやネギ、ニンジンなどを栽培。松尾公春社長(53)によると、マルチシートの購入費は年間約100万円。再生シートは新品より3割ほど安く、年間約10万円の処分代も不要になるためコストダウン効果は大きいという。

 松尾社長は「約15年前から、マルチシートのリサイクルは頭にあった。より環境に配慮した農業を展開していきたい」と話している。

=2010/05/21付 西日本新聞朝刊=





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