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雲仙・普賢岳 大火砕流から19年 犠牲者思い 追悼の灯
2010.6.4(木) 西日本新聞

長崎県雲仙・普賢岳で1991年に起こった大火砕流から丸19年を迎えた3日、被災地の同県島原市では、発生時刻の午後4時8分、防災行政無線からサイレンが鳴らされ、犠牲となった消防団員や地元住民など43人の冥福を祈った。

 消防団員12人が犠牲となった同市北上木場地区の農業研修所跡であった追悼式には、遺族や元住民約100人が参列。復興の陣頭指揮に立ち「ヒゲの市長」と呼ばれた鐘ケ江管一元市長(79)も当時と同じ防災服姿で黙とうをささげ、遺族に「つらい思いが続くでしょうが、復興こそ最大の供養。微力ながらこれからも力を尽くしてまいります」と声を掛けていた。

 被災地の住民だった前田千徳さん(66)は「地形は変わったが、古里への思いは変わらない。亡くなった彼らのことも、忘れることはない」と話していた。

 同日夜には、同市平成町の雲仙岳災害記念館で追悼のキャンドルイベント「いのりの灯(ともしび)」が開かれた。同市と南島原市の保育園児、小学生が作った約千本のキャンドルに火がともされ、出席者は夕闇に浮かぶ平成新山を前に、犠牲者への思いを新たにしていた。

=2010/06/04付 西日本新聞朝刊=





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