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「生きたスッポンが網にかかりましたよ」。雲仙市の漁師から、苦笑まじりに電話で報告を受けた。
5月末、大雨の影響で国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防南部排水門から大量の淡水が排出された翌日、漁師たちは漁に出たが、魚は一匹もかからなかった。が、網をよく見ると、海にいないはずのスッポンが初めて捕れたという。排水門から淡水とともに勢いよく飛び出したスッポンが、約5キロにわたって淡水とともに海をさまよい、偶然、網にかかったらしい。
漁師は「雲仙の沿岸は排水門からの日常的な排水に苦しみ、漁業は崩壊状態だ」と訴える。いつかまた、たくさんの魚が漁師の網にかかる日が来ますよう。そう願わずにいられない。【柳瀬成一郎】
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