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「よくやった、感動をありがとう」。29日、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でパラグアイとの決勝トーナメント1回戦に臨み、延長、PK戦の末に敗れた日本代表。県内でも多くのサポーターが飲食店などに集結、ニッポンコールを連呼した。日本初のベスト8進出は逃したが、県立国見高出身の大久保嘉人選手(28)らスクリーンの中の“サムライブルー”に最後まで大声援を送った。
大久保選手が家族でよく通う島原市弁天町1丁目の飲食店「網元」には、同選手の親族や熱烈なサポーターら約50人が集まり、南アフリカの民族楽器「ブブゼラ」やホーンを吹きながら「ヨシト」「ニッポン」コールを繰り返した。
義父の林田行弘さん(58)は「相手は手ごわいが、しっかり守ればチャンスが出てくる。ぜひベスト8を決めてほしい」。大久保選手が国見中時代にメンバー入りしていた、U-15県選抜チームの監督だったV・ファーレン長崎取締役の柴田良和さん(52)は「嘉人の動きがよく、守備でもよく頑張っている。ゴールを決めてくれる予感がする」と勝利を祈った。
雲仙市国見町の飲食店「さぬき茶屋」には、大久保選手の母校の国見高、国見中の同級生や先輩、後輩ら15人が集まった。
大久保選手の中学、高校のサッカー部時代のチームメートで現在も社会人チーム「国見FC」でサッカーを続けているメンバーや同級生の女性たちは「嘉人コール」を響かせながら、テレビ画面に見入った。
同級生の久保奈美さん(27)は「よっくん(大久保選手)はサッカーが大好きだから気持ちが折れない。高校のころ、サインの練習をしていた。(W杯は)夢のような舞台だけど、たどり着けると思っていた。力を出し切ってほしい」と語った。
大久保選手の国見高時代の恩師、小嶺忠敏V・ファーレン長崎社長は、教授を務める長崎総合科学大の付属高生徒寮「創新寮」で、学校関係者と一緒に観戦。「最後まで日本の良さを出し切った素晴らしい試合だった。嘉人もよく頑張った。PKは運。勝負の世界ではしょうがない。この大会で日本のサッカーが世界に通用することを証明できた」と健闘をたたえた。
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